PDCAを業務に役立つものにするためのたった1つのポイント

最近、社内ではPDCAを回して業務改善をする
という取り組みが行われています。

PDCAというのは、品質改善のための
フレームワークとしてよく知られています。

1950年代に、アメリカの統計学者である
ウィリアム・エドワーズ・デミングが提唱したもので
やや時代の古さを感じますが今でも多くの企業で
使われているものです。

そして例に漏れず、当社でも使われているという訳です。

ただし、当社ではなかなかうまく行ってないように感じるので
「使われている」という表現が正しいかどうかは不明。。

さて、PDCAをざっと説明すると、

P:Plan(計画)
D:Do(実行)
C:Check(チェック、評価)
A:Action(改善)

を回していくことで品質の改善を図るというものです。

まあ、悪いところを次の改善につなげるというのは
何をするにしても必要なことなので
奇をてらったことではなく普通のことを普通にやっていく、
というのが求められる姿なのかもしれません。

●よくあるパターン

よくあるパターンとして、Plan-Do までは
一生懸命行うのですが、Check-Action は疎かにしてしまう
という形です。

学生時代からの勉強でも、そうしたケースは
よくあったのではないでしょうか。

テストを受けて返却されたら、
本来は、何を間違えたのか、自分の弱みは何だったのかを
振り返ってみて、弱い部分があれば
その穴を潰すことで、受けたテストが活かされます。

しかし、よくあるパターンは
点数だけ確認して一喜一憂してそこで終わってしまう
形ではないでしょうか。

これは勉強についての例ですが、
仕事でも同じことが言えます。

結果が出たならその結果について振り返ることで
次に活かすことができます。

●PDCAを早く回す

PDCAで大事なのは、精度もさることながら
スピードではないかと思います。

PDCAの欠点でよく言われるのが
「今のビジネスのスピードについていけない」
ということです。

PlanからCheckまで10日も2週間も掛けていたら
多分そうなると思います。

その対策として、

PDCAの工程を減らすか、
PDCAの精度を下げるか、
PDCAの単位を下げるか、

あたりが考えられるのではないかと思います。

正直どれも間違いではないと思います。
今の業務のやり方に合う方法を選ぶとよいでしょう。

ただ忘れてはならないのが、PDCAを高速で回すということ。

ビジネスでは速さが正義。
それはPDCAという業務改善手法にも言えることだと思います。